月報「めばえ」巻頭言 バックナンバー( 9 )

園長が「月報」に毎月、保護者向けに短いコラムを書いています。1983年度から書き続け、40年になります。

鬼ごっこは、遊びの王様

鬼ごっこは、遊びの王様

小学生の体力の低下は外遊びの減少によるといわれています。幼児期にこそ、外で体をいっぱい使って遊びたいですね。外遊びの中でも、鬼あそびは、その種類が多く、時代、地域を超え、世界中に伝承されていて、遊びの王様と言われています。 幼稚園では、簡単な鬼ごっこから、色々なルールのある鬼ごっこ(引越し鬼、色鬼、氷鬼、だるまさんがこ...
がんばれ やきりっこ

がんばれ やきりっこ

先日、年長組は矢切小へ学校訪問に行きました。1年生のクラスでけん玉、コマ、竹馬、あやとり、折紙などを用意してくれて、一緒に楽しみました。1年生にコマの回し方を教えている年長児もいて、「さすが、やきりっこ」休み時間に、卒園生の児童たちが「園長先生」と懐かしんで声をかけてくれました。6年生になると、顔をみても誰だかわからな...
「子どもの感性」

「子どもの感性」

「ももたろう」の紙芝居を、園長が年少児に読んでいた時の話です。「ももを切ってみると中から~」というとA君が「オニ!」と叫びました。年長だったらこんな反応はありません。まだももたろうを知らない子にとって、素晴らしい発想で、私はその一言に感動してしまいました。続けて「ももからうまれたからももたろうとなまえをつけました」と進...
つまづいたおかげで

つまづいたおかげで

昨年、コンビニから出ようと車をバックさせたら、なんとそこに電信柱があって「ドスン!」。車も気持ちもかなりへこんでしまいました。最初は「何でこんな所に電信柱があるのだ!」と電信柱に文句をいいましたが、家内から「人でなくて電信柱でよかったね」と言われ、本当にその通りだと思いました。車の修理だけで済みました。通勤途中でその場...
矢切の渡し

矢切の渡し

矢切の渡しは、400年前の江戸時代にさかのぼります。当時、江戸への出入りは非常に強い規制のもとにおかれ、関所やぶりは「はりつけ」になろうという世の中でしたが、江戸川の両岸に田畑をもつ農民は、その耕作のため農民特権として自由に渡船で行きかうことができました。これが矢切の渡しの始まりといわれています。船頭の4代目と5代目の...
感謝は習慣

感謝は習慣

感謝は習慣 上を向いて ありがとうございます  下を向いて ありがとうございます 左を向いて ありがとうございます  右を向いて ありがとうございます 前を向いて ありがとうございます 後ろを向いてありがとうございます 朝から晩まで ありがとうございます 底抜けの馬鹿だなと あきれられるほどに (河野進「ぞうきん」より...
幼稚園の延長保育

幼稚園の延長保育

幼稚園は「3才から小学校入学までの幼児を教育する学校」で一日の教育時間は「4時間を標準」としています。保育園は「保育に欠ける乳幼児を預かる施設」であり「8時間を原則」としています。最近は働く母親の増加により、認定こども園の創設や、幼稚園で長時間の預かり保育などの対応で、幼稚園の保育園化が進んでいます。しかし幼稚園と保育...
歌は子どもの心のごはん 

歌は子どもの心のごはん 

クラスから大きな歌声が聞こえてきます。一人でも遊びながら、歩きながらお気に入りの歌を口ずさんだり、矢切の子どもたちは歌が大好きです。 みんなが一緒に歌うことで、心が一つになります。また、毎日の朝や帰りの歌、お昼の歌なども、一緒に歌うことで、次の活動への節目になっています。 音楽は「音を楽しむ」ことで、「音が苦」にならな...
「大丈夫」は魔法の言葉 

「大丈夫」は魔法の言葉 

先日のNHKドキュメンタリー番組「奇跡のレッスン~最強コーチと子どもたち~」は、野球のロッテマリーンズの元監督バレンタインさんが、松戸リトルリーグの5~6年生の子どもたちのコーチとして、1週間の特別レッスンをする内容でした。コーチはいつも笑顔で、失敗しても「大丈夫」と子どもたちの努力をほめ続けました。「昨日の自分よりも...
被災地へ支援を

被災地へ支援を

熊本、大分の大地震で被災した子どもたちのために幼稚園でも募金活動を開始します。5年前に東北の被災地へ「楽つみき」を送り、たいへん喜ばれました。今回も、被災した子どもたちが遊べるように、積み木を贈りたいと思います。 「義援金」は、お見舞として被災者へ直接渡されますが、分配までに時間がかかります。「支援金」は被災地で様々な...