お母さんのための図書

「お母さん図書」のコーナーが始まって11年経ちました。純子先生が「保育相談」を受けた時、「この本読んでください」と佐々木正美先生の「子どもへのまなざし」という本をお貸ししたことがきっかけで、お母さんたちに色々な本を読んでほしいという願いからスタートしました。当初は数冊だった図書も、少しずつ購入したり、寄贈いただいて、現在は200冊以上になりました。佐々木正美先生の読みやすくて読むと気持ちがホッとする子育ての本、自分自身の生き方を見つけたり、心が暖かくなる本、お料理に関する本など、お勧めの本を厳選しています。昨年度は、お母さん達が借りた本は延べ170冊でした。

本は、全部読み切らなくても、借りてパラパラ見ているだけでも、新しい言葉に出会ったり、子育てのヒントが見つかるかもしれません。「本を読む時間なんてない」と思わないで、読まずに積んでおくだけの「積ん読」でもいいです。読んでみたいという気持ちが大切です。初めての方もルームに立ち寄って本を手にとってみて下さい。最近、本棚を取り替えて場所も移動して、借りやすくしました。月1回、玄関での出張貸し出しも予定しています。

「子どもはかわいがられないと、かわいい子にはなりません。かわいくない行動をとったときほど、かわいがってあげるときなのです。『あなたは、かわいい子だね』と言ってあげるときなのです。」とは、佐々木正美先生の本からの一文です。不安やイライラが消えていくヒントが込められています。