鬼ごっこは、遊びの王様
小学生の体力の低下は外遊びの減少によるといわれています。幼児期にこそ、外で体をいっぱい使って遊びたいですね。外遊びの中でも、鬼あそびは、その種類が多く、時代、地域を超え、世界中に伝承されていて、遊びの王様と言われています。
幼稚園では、簡単な鬼ごっこから、色々なルールのある鬼ごっこ(引越し鬼、色鬼、氷鬼、だるまさんがころんだ、陣取り、どろけいなど)をします。鬼あそびは、場所、人数、年齢、時間の制限はなく、いつでもだれでも参加できます。運動面からみると、全力で体を動かして逃げたり、追いかけたりとその運動量はとても多いです。走りながら方向を変えたり、止まったり、自分の体をコントロールすること、空間認知能力を鍛え、筋力、持久力、瞬発力、判断力、バランス感覚なども自然に養われます。また、ルールを守って遊ぶこと、友達とのかかわりの中で学ぶことも多いです。メロディのあるわらべうたや、唱えことばなどもみんなで一緒に楽しいですね。最近は、走る経験不足の子、真っ直ぐに走れない子、ころびやすい子、子ども同士で衝突しやすい子など目立ちます。鬼ごっこはバランスのとれた全身運動で、心と体の発達には、一番優れた遊びです。機敏に逃げることで、危険や事故から自分の身を守る能力も身につきます。幼稚園では、今年度、鬼ごっこをテーマに職員の園内研修をして、年間、色々な鬼ごっこにチャレンジしようと計画しています。お母さんもお子さんと一緒に鬼ごっこを楽しんで下さい。