思いっきり外遊び

思いっきり外遊び

幼稚園は外遊びを大切にし、独自で魅力的な遊具が色々ありますが、その中から少しだけ紹介します。

「黄色い滑り台」は、幅の広いウエーブ型で大人気。夏は水着になって上から水を流してスライダー遊びをします。「クライミング」や「登り棒」は、手足を使って登り、腕や足の力を鍛えます。「鉄棒」は卒園までに逆上がりができるようになってほしいです。「三角山」や「ドカン」は、登ったり滑ったり、中に入ると落ち着いた空間です。「ブランコ」は空を飛んでいる気分。並んだり交代することも学びます。「砂場」は大浴場のようにいつも大混雑。山作りやお料理など自由自在に作ります。クラス全員で裸足になり、水を入れて川や山を作ることもあります。「どろだんご」作りの名人の先生がいるので、ピカピカに光らせるまでチャレンジします。「かけっこ」「おにごっこ」も大好きです。全力で走ること、時に転ぶ経験も必要です。

走る、飛ぶ、バランス感覚など、子どもは自分の体をコントロールすることを学びます。外遊び経験の足りない子は、小学校にいっても、体験の伴わない文字や概念だけの、薄っぺらな学習になります。遊びを通して、自分の体を動かし、自分の頭で考え、自分の心で感じながら、想像力、思考力、表現力、言語力、体力を養っていきます。また、仲間と遊ぶことで、思いやること、共感すること、協力することなど、子ども同士で学びあうことがたくさんあります。動きやすく汚れてもいい洋服がいいです。(平成28年4月1日 第665号)