9月 絵本の会

軽やかに逃げる能力

 『きんぎょが にげた』(福音館書店)でお馴染み、今年デビュー50周年を迎えた絵本作家 五味太郎さん の紹介がありました。

 きんぎょが逃げてから40年。
『ひよこは にげます』(福音館書店)で、今度はひよこが逃げていました。
 作者の“にげる“には決してネガティブでない、深い意味があったのです。

逃げるというのは成長そのものなわけ。
逃げながら成長するものだ、逃げながら大きくなるものだと。
おとなにはそれくらいの余裕を持っていてほしい。
アウェイでのトライ&エラーを見守ってあげるというほどのおおげさな話じゃないんだけど。

福音館書店WEB ふくふく本棚/作者のことば/“にげる”について、ちょっと話そうか ~きんぎょがにげて40年、こんどはひよこがにげます/2023年9月25日fukuinkan.co.jp/blog/detail/?id=507

 絵本に登場する親鳥の描かれかたにも意味があったり、なるほどそうかと、五味太郎さんの絵本が更に面白くなりました。

 絵本の会では、今回のようにたま〜に絵本作家さんについて深く掘る回もあります。
 ふとしたキッカケで知ってる作家さんが増えると、楽しみ方もまた変わってきますね。

次回は 10月18日(水) 9:20(登園後)〜

秋の夜長の参考に、ぜひぜひおいで下さい。赤ちゃんが泣いちゃったりしても大丈夫です。

絵本の会代表 保護者 I