いのちのバトン

いのちのバトン

 私の母は今年88歳。お正月に子ども、孫、ひ孫たちが集まって米寿のお祝いをすることができました。母は数年前にガンの手術や両ひざの手術を数回乗り越えて、今は元気に過ごしています。手芸が得意で、毎年、園児たちに色々なものを作ってくれています。昨年もまつぼっくりツリーを全員にプレゼントしたり、やきりっこ祭りでは、トイレットペーパーの芯で作ったケーキを出店しました。毎年、卒園生へのコサージュも作っています。
 母は結婚して葛飾区に青砥幼稚園を開設して22歳で園長になり、77歳で引退するまで、50年間園長を続けてきました。
 
 子どもが結婚して親になり、あっという間におじいちゃん、おばあちゃんに。そのうち孫が結婚してひ孫が誕生。自分のDNAは、先祖から引き継がれ、これからもつづいていくことを考えると、ほんとうに不思議ですね。
 自分の存在は、自分の親があってのこと、その前の両方の家族があってのこと、そのまた前の家族があってのことを思うと、感謝の気持ちと「いのちのバトン」の使命を感じます。自分の家族を大切にすること、親戚と疎遠にならないことは大切だと改めて感じたお正月でした。