延長保育(平成30年9月)

働く母親がここ数年に増加し、保育園や預かり保育時間の長い幼稚園に入園する子が増えたことなどで、本園の園児数は減少傾向にあり、園長は少しあせっています。保育後、2時間の延長保育(きりん組)を始めて13年目になります。これは理由を問わず、いつでも延長ができ、1学期は一日平均20名もありました。また早登園は8時からいつでも受け入れていますが、延長の4時までだと8時間の保育となります。私は、幼稚園で過ごす時間は、子どもも先生も、疲労や負担を考えると、8時間が限度と園長は考えています。来年度から、午前保育の水曜日も、12時から4時までの間、延長保育(昼食持参)を検討中です。                    松戸市には「幼稚園預かり保育料助成制度」がありますが、この助成対象園になる要件として、保育園と同じように、土日祭祝日、年末年始以外のすべての日に教育時間を含めて一日10~11時間以上実施すること、また、助成対象は松戸市在住の方に限られ、働いているなど保育を必要とする条件のある方のみとなっているので、本園は助成園にはなりません。                   幼稚園は子どもを保護者から預かっていればいいのではなく、保育をする場、親優先ではなく、子ども優先の場です。これからも、より質の高い保育、充実した子育て支援をめざし、子ども、保護者が安心して、安全に楽しく過ごせる幼稚園であり続けたいと思います。延長保育をうまく活用して、お母さんは仕事やリフレッシュ時間などを生み出し、子どもと一緒に園生活を楽しんでほしい。これが園長の願いです。延長保育は、「お預かり」ではなく、「保育する」大切な時間です。