矢切の渡し
矢切の渡しは、400年前の江戸時代にさかのぼります。当時、江戸への出入りは非常に強い規制のもとにおかれ、関所やぶりは「はりつけ」になろうという世の中でしたが、江戸川の両岸に田畑をもつ農民は、その耕作のため農民特権として自由に渡船で行きかうことができました。これが矢切の渡しの始まりといわれています。船頭の4代目と5代目の杉浦さんは、お父さんも息子さんも卒園生で、毎年、年長遠足で乗船しています。今回、NHKが全国の渡し舟を紹介する番組製作で矢切の渡しも取り上げられ、園児が船に乗っている映像がほしいという依頼を受け、春の遠足に続いて秋にも乗船しました。幼稚園から往復、子どもたちと一緒に江戸川まで歩きながら、矢切の自然の豊かさや、船に乗っている時の静けさ、川の流れや時間の流れのゆったりさを改めて味わいました。その日は給食だったので、帰り道は急いで歩いて30分。春に比べて年長の成長ぶりに驚きました。その日、園長は疲れて、夜8時に寝てしまいました。11月までは、渡し舟は運行しているそうなので、家族で是非、船に乗って、秋の自然を体験して下さい。柴又側の土手や草っ原で凧揚げやフリスビー、ボール遊びなども楽しめます。草だんごも美味しいです。さて、NHKの放映は12月9日です。番組の詳細は改めてお知らせしますのでお楽しみに。