感謝は習慣
上を向いて ありがとうございます 下を向いて ありがとうございます
左を向いて ありがとうございます 右を向いて ありがとうございます
前を向いて ありがとうございます 後ろを向いてありがとうございます
朝から晩まで ありがとうございます
底抜けの馬鹿だなと あきれられるほどに
(河野進「ぞうきん」より「あきれる」という詩を引用)
「ありがとう」は、自分の首を回して前後、左右を見ないと気づかないことが多いですね。つい自分のことばかりで、周りの色々なことに感謝することを忘れてしまいます。「ありがとう」と自分から言える子になってほしいとだれでも願いますが、園長からその秘訣を二つ。
第一は、子どもに「ありがとう」と言わせようとするのでなく、親が子どもに、親同士が「ありがとう」を子どもの前でたくさん言って、子どもの耳からたくさんの「ありがとう」の言葉を溜め込むことです。
第二は、子どもが自分から「ありがとう」と言ったら、それを聞き逃さずに、ほめて、認めて、「すごい」と応えて下さい。
英語だと「サンキュー」と言いやすいのですが、「ありがとう」は、気持ちがあっても照れくさかったり、省略してしまいます。「感謝は習慣であり、訓練するもの」です。声を出して、どんなことにも、どんな時にも感謝できる人は幸せ者です。