人生は喜ばせごっこ(2025.10)

朝ドラ「あんぱん」がとうとう終わってしまいましたね。
この機会に、やなせたかしさんの本を数冊読んでみて、「アンパンマン」に込められた思いやメッセージを改めて知ることができました。
「人間が一番嬉しいのは、人間を喜ばせるということ」「相手を喜ばせることでこそ、自分も生かされている」「自分が何かをすることで、誰かが喜んでくれればいい」やなせさんは、「人生は喜ばせごっこ」といっています。
アンパンマンは、自分の顔を食べてもらい、空腹な人を
助けたり、悲しんでいたり苦しんでいる人を喜ばせること
で、自分自身がうれしなって、一番喜んでいます。
「ぼく、胸の中がとってもホカホカしてるよ。人を助ける
って、こんなに胸があったかくなるものなの?」とアンパ
ンマンが初めて人助けをした時のセリフだそうです。
相手を喜ばせようとしても、喜んでもらえなかったり、
時に、怒らせてしまったりすることがありるかもしれませ
んが、あきらめないで下さい。
今、この世の中は「喜ばせごっこ」ではなく、「怒らせごっこ」「不満ごっこ」がまん延し、それが連鎖して怒りや不満が広がっています。「喜ばせごっこ」が世界中に感染していくことをアンパンマンは熱望しています。
「自分を大切に、相手を大切に、みんなを大切に」する幼稚園のめざす方向は正しいと確信しました。