幼稚園のビジョン(3) 2025.7

今回は、第三のビジョンである「保育者がワクワクして保育している園」についてお話します。
6月に「どろあそび」を、砂場で全クラスがやりました。裸足になってドロの感触を味わい、水を入れて川や山を作り、目を輝かせて夢中になって遊びました。砂場で泳いでいた子もいましたが、一番わくわく楽しんでいたのは先生でした。
トンネル下での「どろだんご」つくりも、子どもたちと一緒に無心になって作っている先生がいます。あこがれの「光るどろだんご」作りに、本気で挑戦しています。
「わくわく」は、「水がわく」とか「お湯がわく」などが語源で、「わくわく」は感情が内部からわきあがってくる前向きの言葉です。子どもからの「~をしたい」という欲求や思い、「楽しい」「おもしろい」と、わきあがる気持ちはどんな小さなことでも、大切に受け止めなければなりません。
職員室にある園長お気に入りの「ビー玉まわし」のおもちゃを30分、黙って回し続ける子がいれば、全く興味を示さない子もいます。どんなことにわくわくするかは、みな違うので、幼稚園で色々な体験をして、自分が「わくわくすること」にたくさん出会ってほしいと思います。
子ども、先生、保護者同士が、ワクワク感を伝えあい、共有して、「ワクワクいっぱいの幼稚園」でありたいです。
矢切幼稚園の3つのミッションについてお話してきましたが、「多様性の中で遊びながら育ち合う」「しあわせいっぱいのやきりっこ」に育ってほしいです。