本当の正義の味方(2022.11)
「子どもたちの人気者「アンパンマン」。誕生した時は、バイキンマンもアンパンチもありませんでした。原作者やなせたかしさんは、「飢えることが一番つらい。悪人を倒すよりは弱い人を助け、ひもじい人にパンを一切れあげる。ひもじい人を助けるヒーローを作ろうと思った」「空腹の者に顔の一部を与えることで悪者と戦う力が落ちると分かっていても、目の前の人を見捨てることはしない。たとえどんな敵が相手でも戦いも放棄しない。ほんとうの正義というものは、格好のいいものではないし、みんなが空腹でないことだ」といっています。
アンパンマンは“世界最弱”のヒーローかもしれません。ちょっと汚れたり、雨にぬれただけでも、ジャムおじさんに助けを求めます。でも、いざというときには、自分の顔をちぎって食べてもらい、戦います。「正義って相手を倒すことじゃないんですよ。アンパンマンもバイキンマンを殺したりしないでしょ。だってバイキンマンにはバイキンマンなりの正義を持っているかも知れないから」 本当の正義とはなにか。アンパンマンから学ぶべきは、大人の私達ではないでしょうか。
♬ なんのために 生まれて 何をして 生きるのか こたえられないなんて そんなのは いやだ!
今を生きることで 熱い心 燃える だから 君は いくんだ ほほえんで~ ♬