早寝、早起き、朝ごはん(2022.7)
先日、NHK「ダーウインが来た」という番組を見て、衝撃を受けました。2~3年前にオーストラリアで大規模な森林火災が発生。その消失面積は日本の国土の半分にあたる19万㎡もあったそうです。カンガルー島に多く生息していた約5万匹のコアラはその90%が被害を受けました。森林火災はアメリカ西海岸、アマゾン、地中海、シベリアなど世界の多くの場所でも発生しています。また、火災による大量の二酸化炭素が排出され、地球温暖化がさらに急速にすすみ、世界中での異常気象の要因のひとつとなっています。
気温の上昇、干ばつ、大雨、海面上昇など気候変動による様々な環境変化がここ数年の間に急速に進んでいます。
260年前に、フランスのルソーが「エミール」という本の中で、「人は子どもの身を守ることばかり考えているが、それでは十分でない。必要とあればアイスランドの氷の中でも、マルタ島の焼けつく岩の上でも生活することを学ばせなければならない」という一文を思い出しました。
これから、子どもたちがさらに厳しい環境の中で、生き抜いていくためには、「環境への適応力」「体の免疫力」を高めていくことが必要です。先ずは、体を動かしてたくさん遊ぶこと、栄養をしっかり採ること、睡眠時間をたっぷりとることです。「はやね、はやおき、あさごはん」で、毎日を笑顔で元気に過ごしましょう。がんばれ やきりっことその家族!
「クソ猛暑 もうしょっとです 夏休み」 (園長作)