マスクの影響(2022.1)
マスク着用が日常的になり、幼稚園でも食事や外遊びの時間以外は、3学期も原則着用していきます。一方でマスクが、子どもの言葉の発達やコミュニケーションの仕方に何らかの変化や影響を与えていることを心配しています。 第一は、マスクをしての会話は口元が見えず、声もこもりがちで、伝えにくい、聞き取りにくいことです。特に大人は、子どもとしっかり向き合って、お話をしたり、聞いたりする意識を持ちましょう。
第二に、顔の表情は目元しか見えないので、喜怒哀楽などの気持ちを受け止めにくいです。大人は子どもの体調や気持ちの変化に注意しましょう。
第三に、向き合っての会話の機会が以前より少なくなり、お互いに知り合うことが難しくなっています。 保育者と保護者、保護者同士の距離感を感じ、それが心の距離感にならないようにと思います。たとえ声を出さなくても、目と目で挨拶をしたり、相手を思う気持ちは、マスクをしていても、むしろマスクをしているからこそ、大切にしたいと思います。マスクでウイルスを99%ブロックできても、他人との関係性はブロックしないでほしいです。マスクを外した素顔で向き合える日が一日も早く来るようにと願います。
今年、どんなことが起きても、笑顔で、最善の対応をして乗り切っていきましょう。